取り込み詐欺にご注意!手段・特徴を解説

悪質な業者

商品の小売業などを営んでいる場合に遭遇する犯罪事例に、取り込み詐欺と言うものがあります。取り込み詐欺とは代金後払いで商品を仕入れてそのまま代金を支払うことなく行方をくらます犯罪のことを言います。後払いを請求した当初から商品を騙し取ることを企図して行動しているので、典型的な詐欺行為の一種です。取り込み詐欺は先立って何回かの少額の商品販売取引を行って、信頼感を抱かせてから後払いで大量の商品を発注して、騙し取るのが彼らの行為の特徴です。被害を未然に防ぐためにも、取り込み詐欺のやり口や特徴的振る舞いなどを、検討してみましょう。

そもそも新規の客に後払いで商品を販売するというのはありえません。取り込み詐欺を画策する彼らは、当初は小口の取引を何回か繰り返し、信用を獲得することから始めます。小口の取引だったのがある日一変して大口の取引を申し込んできます。後払いや約束手形で決済を要求するときは要注意です。また新規の会社や法人形態をとっていない事業主では、信用を得るのは難しいのは彼らも熟知しています。そこで創業以来時間が経過している会社や、休眠会社を買収して実績のある会社との印象を経営者に与えようと画策するのも良くある手口です。相応にお金も投入しているので、見抜くのは困難です。ただひとつ歴史のある会社=信用できる会社、という関係性には立たないことは肝に銘じておくべきです。

取り込み詐欺に狙われやすい商品には傾向があります。それは堅実な需要があり換金性が高い商品です。具体的には電化製品や金券や事務用品などです。彼らは詐欺で入手した商品を自分で使用するわけではなく、ディスカウントストアやリサイクル店などに持ち込んで売却し現金を得ていることがよくあります。取り込み詐欺は正当な商取引を装って取引を持ちかけてくるので完全に防ぐのは困難です。新規取引相手に商品を売る時には、相手方の会社の概要を調査することをオススメします。特定商取引法に基づいてHP上では本店所在地や代表者の氏名などが掲載されているはずです。いきなり後払いを提案するのは特徴的な手口です。法務局で商業登記簿謄本などを確認するのも、会社の状態を把握するうえでも重要といえます。長期間うごくがないのに、最近本店所在地を移転していたり、会社役員が短期間で構成員が様変わりしているなど不可解な動向が読み取れるときは要注意です。発注所や納品書などの証拠もすてずに残しておきましょう。